2009年に始まった「こどもお仕事参観デー」は、子どもたちと働く親との間に尊敬と感謝の絆を育み、家庭内はもちろん、親が働く職場まで明るくする未来を創るプロジェクトです。
「いつも家でゴロゴロしているお父さんがお仕事をしている姿を見てカッコいいと思った」
「お母さんの仕事は大変そうだったので、おうちでしている家事のお手伝いをもっとしてあげたい」
「お客さんから感謝されているお父さんのように、私も人の役に立つ仕事をしたい」
現代社会において、大人が子どもたちに体験させてあげられていなかったのは、親の働く姿をそのまま見せ、このような感情を抱く機会を与えることではないでしょうか。「こどもお仕事参観デー」は、その名の通り、子どもたちが実際に親の職場を訪問し、働く姿を間近で参観する取り組みです。だからこそ、働く親に対して、「すごい」や「ありがとう」という感情を素直に抱いてくれています。
2009年の初回実施時に、お父さんの職場に訪問した小学生だった女の子は、既に成人女性となって社会で働いていて、未だに当時の働く親の姿を鮮明に覚えているとおっしゃっています。我々大人が思っている以上に、子どもたちにとっては印象深い機会となる「こどもお仕事参観デー」を通じて、家族の絆を深め、子どもたちがより明るく輝き、大きな夢や未来を語ることのできる環境が広がっていく一助となれば幸いです。
最後になりましたが、「こどもお仕事参観デー」の実施にご協力いただいております企業団体様、ご担当者様、関係者の皆様方に心から御礼を申し上げます。
みらいプロジェクト実行委員会
会長 中村 紘右